
※対戦予測シミュレーションは新シーズンのデータが出来上がり次第更新致します。しばらくお待ちください。
開発コンセプト
各チームにおける「状況別(※)シュート構築率」×「状況別シュート成功率」を考慮した対戦シミュレーションモデルの構築。
※後ろからビルドアップした方がゴールにつながりやすいチーム、前でボールを取った方が得点につながりやすいチーム、セットプレーで得点を取りやすいチームといったようにサッカーはそれぞれのチームスタイルがある。そこでそのような特徴を表すデータを状況別で分類し、それぞれのシュート構築率、シュート成功率に関する条件付き確率を使ってシミュレーターを構築した。
モデルの概念図
チーム別に以下のベイジアンネットワーク(複合条件付き確率モデル)を構築
①チーム別状況発生確率 | ②チーム別状況別シュート構築率 | ③チーム別状況別ゴール成功率 | ||
---|---|---|---|---|
H 高い位置でボールを奪う確率 | → | チーム別×H シュート構築率 | → | チーム別×H ゴール成功率 |
M 中央の位置でボールを奪う確率 | → | チーム別×M シュート構築率 | → | チーム別×M ゴール成功率 |
L 低い位置でボールを奪う確率 | → | チーム別×L シュート構築率 | → | チーム別×L ゴール成功率 |
CK CKの発生確率 | → | チーム別×CK シュート構築率 | → | チーム別×CK ゴール成功率 |
GK GKの発生確率 | → | チーム別×GK シュート構築率 | → | チーム別×GK ゴール成功率 |
PK PKの発生確率 | → | チーム別×PK シュート構築率 | → | チーム別×PK ゴール成功率 |
キックオフ キックオフの発生確率 | → | チーム別×キックオフ シュート構築率 | → | チーム別×キックオフ ゴール成功率 |
スローイン スローインの発生確率 | → | チーム別×スローイン シュート構築率 | → | チーム別×スローイン ゴール成功率 |
その他 その他の発生確率 | → | チーム別×その他 シュート構築率 | → | チーム別×その他 ゴール成功率 |

使用データ
2018年J2リーグの各チームにおける攻撃データをもとに
- <①チーム別状況発生確率>
- <②チーム別状況別シュート構築率>
- <③チーム別状況別ゴール成功率>
対戦相手における上記データ(被データ)も按分したデータを使って、失点への影響も考慮。対戦相手が強い場合は高い位置でボールを奪いにくい、相手が引くチームの場合は高い位置でボールを奪いやすいといった概念を考慮している
シミュレーション方法
<①チーム別状況発生確率>を実装したサイコロを振り、約142回(制作時点でのJ1チームの1試合当たりの攻撃回数を参照)サイコロを振った結果を使い、以下のデータの発生をシミュレーション。
- 得点数/被得点数
- シュート数/被シュート数
- GK数/被GK数
- FK数/被FK数
- CK数/被CK数
- PK数/被PK数
また、シュート発生時に「通常時」「CK、FK時」「PK時」「その他」の選手別シュート発生率を抽出し、誰がシュートを打つかどうかをシミュレートすることで、より試合後のスタッツに近い形のシミュレーションを実現。
こちらのシミュレーションを使って、どういったパターンで勝つのか?どの選手が点を取るのかなどを予測することが可能となっているので、試合前のプレビューを読みながら、どういった試合になるのか、見どころをチェックする上での参考にご活用ください。
※対戦予測シミュレーションは新シーズンのデータが出来上がり次第更新致します。しばらくお待ちください。