モンテディオ山形Report

直近の大分戦で５失点の大敗を喫していた讃岐にとって、これほど価値のあるドローはないだろう。讃岐は前半から鋭いカウンターでチャンスを作るものの、ラストプレーの精度を欠いて得点を奪えない。すると、後半１０分に一瞬の隙を突かれ、先制点を許してしまう。７試合連続無得点中のホームチームはこのゴールで意気消沈するかに思われたが、この日は違った。パワープレーを仕掛けるなど勝負への執念をあらわにすると、その願いは森川の劇的な同点弾という形で結実。チームとしての意地を見せた今節を、残留への契機とできるか。