大宮アルディージャReport

城後がなぜ「キング」と呼ばれるのか、これを体現したゲームとなった。福岡は開始直後に城後のゴールで先制点を奪う。互角の展開となった前半で、城後は豊富な運動量でチームをけん引する。スペースへの走り込みやドリブルだけでなく、難しいボールへも懸命なスプリントを見せた。前線からの守備も献身的に繰り返し、攻守にわたって躍動。攻め合いとなった後半でも、その姿勢は崩れることなく、後半２６分の２点目に結び付く。上位決戦で９０分間走り続けた「キング」は、そのひたむきな姿でサポーターを笑顔にした。