アルビレックス新潟Report

ホイッスルから数分。降りしきる雨の中で伝えられた初の降格決定の知らせに、デンカＳは悲哀の声に包まれた。それでも、「愛してる新潟」のスローガンのもとで奇跡を信じて走り抜いた選手たちにスタンドから送られたのは、ブーイングではなく盛大な拍手とエール。結果こそオウンゴールによる１−０での勝利であったが、球際での激しさやプレーの素早さを終始失うことなく、堂々たる戦いぶりを見せた。来季はＪ２での戦いとなるが、今日のようなプレーを見せれば１年での昇格も夢ではない。ホームチームは新たなステージで再出発する。