ヴァンフォーレ甲府Report

北九州は割り切った戦術で甲府の攻撃をかわし、前半を無失点で切り抜ける。後半８分に先制を許してしまうが、直後に富山、前川を前線に投入して明確なターゲットを作り、さらに田中のＰＫストップで流れを引き寄せて反撃に出る。右サイドから野口が果敢にクロスを送り、セットプレーでは河野が存在感を見せるが、強固なブロックを前に苦戦。終盤にはパワープレーを仕掛けるが、最後まで得点を奪えなかった。結局、９戦未勝利となった北九州の残留争いは一層厳しい状況に。一方、個々の強みがうまくかみ合った甲府は昇格へ望みをつなげた。