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EAFF E-1 サッカー選手権 開幕直前! サムライブルー 選手スタッツ
2022年7月19日より、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会が開幕する。日本代表は4大会ぶりの優勝を懸け、「Jリーグ選抜」とも言うべきメンバーをそろえた。今回選出されたサムライブルーのメンバーは、今季の明治安田生命Jリーグでどのような結果を残しているのか。全選手のスタッツを掲載する。
※使用データは第21節[7月10日]終了時点の今季累計値 (裏抜け数のみ第20節[7月6日]終了時点)
※CBPは少数第2位を四捨五入して掲載しているため、数値が同じでもリーグ順位が違う可能性があります
1枚目の表は、各選手のゴール・アシスト数に加え、フットボールラボで扱っているチャンス ビルディング ポイント(:CBP 詳細はこちら)をまとめたものだ。
まず、ゴール数で目を引くのは、ともに得点ランキングで4位に立つ西村拓真と町野修斗の両ストライカー。西村は今季、1トップの選手の1列下で自在に動き回るチャンスメーカーとしての役割を担う一方で、ゴール前では果敢にボールに絡み、得点も量産している。横浜FMの快進撃を支える原動力、と言える存在だ。一方の町野は今季絶好調のFWで、すでにキャリアハイのゴール数に並んでいる(これまでのキャリアハイは2019年にJ3の北九州で記録した8得点)。相手のミスを逃さない嗅覚や、ボックス内での圧倒的な勝負強さが実を結び、大ブレイク中だ。2選手はともに今回がA代表初選出だが、一気に「代表初ゴール」まで記録してしまうことも夢ではないだろう。
アシスト数では、リーグ2位の6アシストを記録している水沼宏太に注目が集まる。右足から放たれる正確なクロスは、日本の新たな武器ともなり得るポテンシャルを秘めている。先発でも途中出場でも結果を残せる実力の持ち主は、今大会で鮮烈な印象を残し、代表定着を果たせるか。
CBPでは、広島から選出されたメンバーが特に目立つ結果となっている。守備ポイントでリーグ1位の荒木隼人は、地上戦でも空中戦でも安定感のあるプレーを見せ、チームにとって欠かせない存在だ。代表の舞台でも同様のプレーを見せられるか。今季からアンカーとして新境地を切り開いている野津田岳人は、奪取ポイントがリーグ5位。今大会は、「レフティーモンスター」としての一面だけでなく、攻守にわたって一級品であることを広島のサポーター以外にも知らしめるチャンスとも言えるだろう。同じ奪取ポイントでは佐々木翔がリーグ8位に、攻撃ポイントでは森島司がリーグ7位に入っている。ミヒャエルスキッベ新監督の下、新たなサッカーを展開して好調を維持している選手たちが、日の丸を背負ってどのようなプレーを披露してくれるだろうか。
※シュート関与プレー数:シュートの1プレー前(2、3同様)に関わったプレー数
※裏抜け数:自身がボールキープをしていない状況で相手ディフェスラインを突破した瞬間が存在する14km/h以上の走行
※シュート数、PA外シュート数、シュート関与プレー数はセットプレー除く
2枚目の表では、その他のスタッツを掲載。大卒ルーキーながら、広島の攻撃の中心として活躍する満田誠は、シュート数でリーグ6位、PA外シュート数でリーグ3位となっている。特徴の1つでもある「弾丸シュート」は国際舞台でも飛び出すだろうか。また、シュートの2~3プレー前関与数では今回の代表メンバーの多くが好記録を残しており、5選手がトップ10以内に入る結果となった。アシストやラストパスは取り上げられることが多いが、その前のプレーに多く絡む彼らにも注目したい。
スプリント数、裏抜け数のデータでは、「パリ世代」のエースとしても期待される細谷真大が高い数字を記録。2つのデータでともにリーグ4位の結果を残している。一瞬の抜け出しからチャンスを生み出す姿に期待したい。
GKでは、谷晃生と大迫敬介がともにセーブ率70%超えであり、レベルの高さをうかがわせる。また、今季のリーグ戦では出場0となっているものの、ACLやAFC U23アジアカップで幾度も好プレーを見せた鈴木彩艶も選出されている。今大会で守護神を務めるのはどの選手となるだろうか。
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会は、7月19日(火)に香港と初戦を行い、24日(日)には中国との、27日(水)には韓国とのゲームが予定されている。
文:増田 椋斗
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