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2021Jリーグ/夏移籍 移籍した選手の移籍前チームでの先発数ランキング
2021年の5月から9月までに公式リリースのあった移籍を「夏移籍」と定義し、この夏移籍で他チームへ移籍した選手の「移籍前チームで先発していた試合数」をチーム別に集計。いわゆる主力選手の移籍が多かったクラブを紹介する。
Jリーグ全体で最もこの「先発数」が多かったのは水戸で、合計66先発分(先発選手×試合)が夏にチームを離れた。開幕戦から移籍ウインドー最終日(8月13日)までの水戸の試合数は24で、合計の先発数は264(先発11人×24試合)となり、これまでの「先発」のうち、単純計算で25%が移籍したことになる。実際には移籍ウインドーが閉まる前から移籍は行われていることや、先発の重複の有無、先発以外の戦力事情もあるため、一概にこの数字で全てを説明することはできないが、チームを構成する上で水戸にとって今回の夏移籍の影響がどれほど大きかったか実感できる数字だろう。
先発数の上位10チームを確認すると、前述の水戸を除いて全てがJ1チームであることが分かる。チーム数や消化試合数自体はJ2の方がやや多いため、J1での夏移籍が活発だったことが見て取れる。中でも、東京五輪のメンバーだった田中碧、三笘薫、林大地や、「A代表の常連」となりつつある古橋亨梧、オナイウ阿道など、J1で主力だった選手の欧州挑戦が目立つ結果となった。その他、白崎凌兵、松岡大起、シーズン途中で中国へ移籍することとなったアンデルソンロペスなどが移籍前チームで数多く先発を飾っていた。
J2と比較してJ1での主力選手の移籍が活発だったことは、移籍した選手の先発実績が0だったクラブを見てもはっきりと表れている。J2では13クラブがこれに当てはまるのに対し、J1では名古屋のみとなった。名古屋は一時期離脱者が相次ぐなど、過密日程の中で厳しいチーム編成を強いられているものの、リーグ戦で上位につけており、ルヴァンカップ・天皇杯・ACL全てで勝ち残っている(10月10日時点)要因には、移籍した選手がほとんどなく、シーズンを通して同様のチームで戦えていることもあるだろう。
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