HOME » 2021J1 GKの平均パス数ランキング(4月18日終了時点)
今季J1のゴールキーパー(以下GK)の「平均パス数」ランキング。「to敵陣パス数(敵陣へ出したパス数)」「to敵陣パス成功率」も掲載した。
上位はポゼッションサッカーを志向するチームの守護神たちが顔をそろえる。
最もパスが多いGK、高木駿は全GK平均の倍近い数のパスを出していることが分かる。「カタノサッカー」において彼のビルドアップ能力が欠かせない武器であることは、もはや説明不要だろう。
中野小次郎は負傷などの影響もあってここまで定位置をつかめていないものの、出場した2試合では驚異的な足下の技術を披露。身長2mという点が注目を浴びやすいGKだが、実はパスにおいてもリーグトップクラスの能力を有しており、今後に期待がかかる選手だ。
続く朴一圭や前川黛也は、全体のパス本数のみならず、to敵陣パス数が比較的多い。「GKは守備だけをすれば良い」時代はいまや遠い過去の話で、ビルドアップの一員として自陣で多くのパスを出しながらも、積極的に敵陣へ展開する力を併せ持つ「攻撃の起点としての役割」が求められる「現代型GK」の象徴と言えそうだ。
Football LABでは、今後も「11人目のフィールドプレーヤー」としてGKの攻撃的なデータに注目し、関連データを取り上げる予定。乞うご期待!
文:増田 椋斗
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