HOME » 三笘 薫(川崎F)2020 Stats
圧倒的な強さを誇った川崎フロンターレの優勝で幕を閉じた2020年のJ1。2018年の MVPである家長昭博や、主将としてチームをまとめ上げた谷口彰悟らの貢献度合いの高さはもちろんだが、Jリーグ全体に鮮烈な印象を与えた「ルーキー」三笘薫は今季のJ1を語る上で外せないトピックだろう。
大卒1年目 ながらも主力として優勝に大きく貢献した希代のアタッカ-は、アシスト数12を記録して堂々のJ1アシスト王に輝いた。そして、彼の今季のスタッツでひと際目立つのは、やはりドリブル関連の数字だろう。単純にドリブルの数が多いだけでなく、ドリブルからシュートへと持ち込む回数でも上位を記録。
また、ペナルティエリア内やペナルティエリア脇にボールを進入させた回数(各エリアへ自ら運んだ回数と各エリアへのパスの成功数の合計)のそれぞれでリーグ上位を記録しており(90分換算の順位は1000分以上出場した選手が対象)、名実ともに「日本屈指のチャンスメーカー」としてその名をとどろかせた。ルーキーという枠の中でのみならず、リーグ全体を見てもトップレベルの数字を残し、堂々たるMVPの有力候補として名乗りを上げている(執筆:12/22Jリーグアウォーズ開催前)。
来季以降はより厳しいマークを受け、対策を講じてくる相手と戦わなければならないが、彼のさらなる飛躍に期待しないサッカーファンはいないだろう。
文:増田 椋斗
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