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ボール支配率と奪ってからシュートに至るまでの時間の関係
2012-05-06 00:00 RSS

下の図は、横軸に「ボール支配率の平均」、縦軸に「奪ってからシュートに至るまでの時間の平均」を取って、J1のチームを分布させた図である。赤線はリーグ平均を表している。

右側に分布しているチームほどボール支配率が高いチーム、上側に分布しているほど奪ってからシュートを打つまでの時間が長いチームとなる。

<ボール支配率と奪ってからシュートに至るまでの時間の関係 2012年J1第9節終了時点>

この分布図からチームの傾向を探ってみる。

図中の上に位置する浦和はシュートに至るまでの時間が圧倒的に長い24.3秒。時間を掛けて攻めているチームと言える。


図中の左下に位置する鳥栖はボール支配率が低く、奪ってからの時間が短いのでカウンターのチームと言えるだろう。新潟と神戸も似た傾向のチームと言えそうだ。
札幌の支配率は2番目に低い数字だが、奪ってからの時間は平均より長い傾向が出ている。


図中の右下に位置する清水は支配率が3番目に高いチームだが、シュートに至るまでの時間は最も短い13.7秒。ポゼッションをベースにしながら、相手からボールを奪った際には時間を掛けずにシュートを打っていることが分かる。


Text by 滝川 有伸

2012-05-06 00:00 RSS
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