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平成最後のゴールは誰か?10000回シミュレーションした結果
2019-04-26 18:00 RSS

今週末の試合は「平成」として行われる最後の試合となる。Jリーグ公式サイトでは「平成最ゴール」と称して、平成で最後にゴールを決めるのは誰になるのかファン、サポーターとともに予想しながら、その瞬間を迎えようとしている。今回は、データから平成最後のゴールは誰かを予測してみたい。

Jリーグ.jp 平成最後のゴール「平成最ゴール」を決めるのは誰だ!?
https://www.jleague.jp/special/heiseisaigoal/

Football LABでは対戦予測シミュレーターを2015年より搭載している。これは、各チームのデータおよび被データを攻撃毎にまとめ、発生確率、シュート率、得点率から試合のスコアを予測できるものだ。また、攻撃毎のシュート選手データから、どのような攻撃からどの選手がゴールを決めたのか、という点まで掲載している。

Football LAB対戦予測シミュレーションとは
http://www.football-lab.jp/pages/simulation/

このシミュレーターロジックを使用して、今週末に行われるJ1、J2、J3の試合において、試合開始時刻を設定した上でシミュレーションを10000回実施。各シークエンスの最後のゴールを抽出して、「どの試合から」、「どのチームが」、「どの選手が」ゴールを決めたのかを集計した。

試合日程と試合別発生確率

シミュレーションは26日と27日の試合を含めた全29試合で行ったが、「平成最ゴール」が生まれた試合は約94%の確率で28日16時キックオフの2試合となった。やはり、この2試合のどちらかで記録が生まれる可能性が高いといえる。

チーム別の発生確率

チーム別で確率を見ても、最後の2試合を戦う4チームが大半を占める。その中で、最も高いのは金沢で29.47%であった。Jリーグ元年から戦ってきたオリジナル10から記録が生まれるのか、もしくはJ3誕生後に参入した新興勢力同士の戦いから生まれるのかも興味深いのではないだろうか。

選手別発生確率

チーム別の発生確率では16時キックオフのチームの中で最も低かった清水だが、選手別で見た確率では北川がトップとなった。選手別で見たトップ10の中に、他の選手がいないことからも、清水の得点は彼から生まれる確率が高いことを示している。また、4位となった浦和のAナバウトはまだJリーグでのゴールがなく途中からの出場が多いものの、出場時にシュートを多く放っている影響で4位となった。Jリーグでの初ゴールが、記念すべき得点となるかもしれない。

「平成最ゴール」はどのような攻撃から生まれたのかをオープンプレーとセットプレーで分けてみると、わずかではあるもののオープンプレーが上回った。オープンプレーの中ではミドルサードでのボール奪取からが最も高くなっているだけに、ショートカウンターのような形から生まれるという予測ができるだろう。一方、セットプレーの中ではフリーキックから始まる攻撃が最も多くなった。ちなみに、PKからのゴールが「平成最ゴール」となる確率は4.55%となっている。

最後に、「平成最ゴール」がオウンゴールになってしまう確率は0.17%。また、アディショナルタイムでの勝ち越しという劇的なゴールとなる確率は5.82%となった。

果たして。「平成最ゴール」は予測の範囲から生まれるのか、それとも想定外のシチュエーションから生まれるのか。平成最後の歴史的瞬間を見逃すな。

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