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この試合が凄かった! J1リーグ戦306試合分の1位【シュートセーブ編】
2017年のJ1リーグ戦306試合の中から、「最も○○のデータが凄かった」試合をピックアップする本コラム。
今回は【シュートセーブ編】として、『シュートセーブ数』『ペナルティエリア内シュートセーブ数』の2つが際立っていた試合を紹介する。
まず『シュートセーブ数』で1位になったのは第1節の横浜FMvs浦和で、両チーム合わせて13のシュートセーブが記録されている。
この試合は『枠内シュート数』でも306試合中の1位となっており、両チームが攻守の両面で多くの見せ場を作っていたことが分かる。
番外編として、シュートセーブ数が最も少なかったのは表下部の3試合で、試合を通じて0。ゴールキーパーによるシュートセーブがなかったため、第17節の大宮vs横浜FMと第31節の甲府vs神戸では、枠内シュートがすべて得点につながっている。
特に第31節の甲府vs神戸では両チーム合わせて5得点を記録したが、この試合では雨の影響でピッチコンディションが悪く、それが守備陣のパフォーマンスに影響したかもしれない。
次に『ペナルティエリア内シュートセーブ数』で1位になったのも、第1節の横浜FMvs浦和だった。
13回のシュートセーブのうち、11回がペナルティエリア内シュートセーブだったことからも、両チームともに相手ゴールによく迫っていたことが分かる。
両チームとも複数失点を喫しているものの、ゴールキーパーも活躍した試合となっている。
なお、3位の試合のうち第9節の新潟vs柏では、柏のGK中村航輔が、ペナルティエリア内シュートセーブ7回を記録しながら無失点に抑える、という離れ業をやってのけている。
ペナルティエリア内シュートのセーブ率はリーグ全体で約60%だったことを考えると、7回全てセーブする確率は単純計算で約2.8%となる。この試合での勝点3に対する中村の貢献度は極めて高いといえるだろう。
なお、ペナルティエリア内シュートセーブを5回以上記録して無失点に抑えたのは、前述した柏の中村(7回)以外には、第27節の神戸vs川崎Fでの川崎FのGKチョンソンリョン(5回)、第34節のFC東京vsG大阪でのG大阪のGK東口順昭の3試合だけである。
やはり代表クラスのGKが「当たっている」時には、素晴らしいパフォーマンスを発揮することが分かる。
今回は『シュートセーブ』に関して際立っていた試合を紹介した。
取ったor取られた1点だけではなく、取られなかった1点にも注目して試合を見ると面白いのではないだろうか。
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2024-11-04 15:10
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