コラムColumns２０１５年Ｊ１　全試合出場を達成しようとしている選手一覧。

年間勝点首位争いを演じる広島と浦和からは、前述の水本に加えて林卓人、千葉和彦、佐藤寿人（以上、広島）、西川周作、阿部勇樹（以上、浦和）が全試合出場達成に王手をかけている。センターラインを固める選手たちが安定した活躍を見せたことが、今の順位につながっているのだろう。

最も該当選手が多いチームは松本の５人。固定メンバーで戦いながらも、無念の明治安田Ｊ２への降格となった。広島や浦和といった上位陣との違いの１つに、選手たちのＪ１での経験値不足が挙げられる。今季の経験を糧にして再び明治安田Ｊ１の舞台へと返り咲くことができるか。来季の戦いぶりも注視したい。

昨季に続いての全試合出場選手には、西川周作、楢崎正剛、中澤佑二、飯田真輝、阿部翔平、富田晋伍、阿部勇樹、遠藤保仁、東口順昭、秋元陽太の11名が該当。最年長の楢崎は、最終節でもピッチに立ち続ければ３年連続でのフルタイム出場を達成する。今季にＪ１通算600試合出場という金字塔を打ち立てた守護神の勇姿は、今も昔も変わらない。

上記の表の中で特異な存在なのが広島の佐藤だ。フル出場は１試合のみで、あとは全て途中交代をしている。スピードスターの浅野拓磨と交代するのが恒例となっているが、最終節は果たして。Ｊ１通算最多得点の記録更新にも期待がかかるストライカーに要注目だ。

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