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コラムColumns【J1第26節プレビュー】実力伯仲のライバル対決。順位逆転なるか。

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【J1第26節プレビュー】実力伯仲のライバル対決。順位逆転なるか
2014-09-26 12:00 RSS

残り9試合となり、2位と勝点6差で浦和が首位。4連勝中と好調を維持しており、19節から守ってきたトップの座は、そう簡単には揺るぎそうにない。優勝へのカウントダウンも聞こえ始めた一方で、ACL出場権や賞金圏内、残留を懸けた戦いは今なお混戦模様。5位のG大阪は、勝点1差で4位の鳥栖とホームで戦う。17位の大宮は勝点3差で15位の清水と、12位の新潟は勝点2差で11位の名古屋と対戦。今節は、順位で逆転が可能な上記3つの「直接対決」を取り上げる。

■大宮(17位)vs清水(15位)
残留争いの行方を左右する一戦といっても過言ではないだろう。降格圏内の大宮と清水の勝点差は3。得失点差は同数であることから、大宮が勝利を収めれば、順位上は立場が入れ替わる。一方の清水は、6試合連続で複数失点を記録。被シュート決定率がリーグワーストであることからも、守備に問題を抱えていることは明らかだ。22節から3バックを導入したものの、組織的な守備を確立できたとはいえず、前節のG大阪戦では最終局面における寄せの甘さが目立った。また、今節は右サイドの吉田が出場停止。大宮は左サイドの泉澤が好調であり、対策は不可欠だろう。そのため、大宮は左サイド、清水は右サイドの攻防が勝敗を分ける要素になりそうだ。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/omiy/preview/

■G大阪(5位)vs鳥栖(4位)
円グラフの通り、G大阪は宇佐美が絡んだショートパス、鳥栖は豊田を目掛けたロングボールによる崩しを得意としている。互いの攻め方は分かり切っているだけに、どちらがそれを封じるのか。焦点は守備面にある。円グラフの下に示したのは、両者のタックルのデータ。鳥栖は高い位置とは対照的に、低い位置でのタックルが少ない傾向にあり、引いて構える守り方を採用している。相手の食い付きを利用するG大阪のパス回しに対し、付かず離れずの適切な判断が求められるだろう。似たようなことはG大阪にもいえ、プレスの重心はいつもと逆に置くべきか。守備エリアの上空に長いボールが送られる前に、前線から蓋をしたい。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/g-os/preview/

■名古屋(11位)vs新潟(12位)
名古屋は川又の加入以降、4勝2分けと一時の不振から回復しつつある。一方の新潟は、そのエースが抜けた穴を埋めることができず、得点力不足という課題に直面。シュート決定率は6.8%と名古屋の半分以下であり、リーグワーストの数字だ。その原因の1つは、ボールロストの多さ。ボールゲインの回数がリーグトップとなっている一方、ボールロストの回数もリーグトップに。ボールは奪えているものの、そこからのカウンターを生かせていないという課題がデータに表れている。対する名古屋も、ボールロストの回数は少なくない数字。攻守の切り替えで相手を上回り、今季初の4連勝を飾れるか。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/nago/preview/

2014-09-26 12:00 RSS
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