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【J1第23節プレビュー】下克上を果たし、低迷脱出へ
今節は上位と下位の対決が多く組まれている。ここ3試合勝ちがない12位の清水は、首位の浦和とのホームゲーム。残留を目指す16位のC大阪は、6位の柏をヤンマーに迎え撃つ。同じく降格圏内に沈む18位の徳島と17位の大宮は、4位の川崎F、3位の鹿島とそれぞれ対戦。上位を倒して浮上のキッカケをつかむチームはあるのか。今回は上記の「下克上カード」の中から、以下の3つを展望していく。
■清水(12位)vs浦和(1位)
3試合連続で勝ちがなく、残留争いに巻き込まれつつある清水。今節の対戦相手は首位の浦和であり、劣勢が予想される。リーグトップのセーブ率を誇る西川の牙城を崩すのは容易ではない。清水の選手別ゴール比率を見ると、ノヴァコヴィッチと大前がチーム全体の半分以上を占めており、いかに攻撃面で2人に依存しているかが分かる。裏を返せば、2人の活躍なくして勝利はないといえるだろう。清水の凸凹コンビと浦和の守護神の攻防から目が離せない。
対戦データ
■川崎F(4位)vs徳島(18位)
小林監督にとって等々力は鬼門。これまで大分、C大阪、山形の監督を歴任してきたが、このスタジアムでのリーグ戦の勝利は一度しかない。今季は6節にホームで川崎Fと対戦し、0-4の大敗。22節終了時点での攻撃系のデータを見ると、前回対戦から両者の力関係に変化はなさそうだ。徳島を率いて初めて訪れる今回の等々力でも、厳しい戦いが待ち受ける。プレーの頻度が高くなることが予想される、徳島にとってのディフェンシブサードでの攻防がカギとなるだろう。
対戦データ
■C大阪(16位)vs柏(6位)
ホームでは強さを発揮している柏だが、アウェイになると勝率が一気に低下。一方のC大阪は、ホームでまだ1勝と柏とは対照的な傾向が出ている。互いに苦手としている状況での一戦になるため、まずは主導権を握ることが重要になりそうだ。C大阪は被タックル時のボール支配率が低く、柏としてはこの弱点をうまく突けるかがポイント。その意味では、8月に加入したエドゥアルドの存在は心強い。タックル成功率で驚異的な数字を残しており、堅守を築く上で欠かせない選手となりつつある。球際での勝負を制し、守備でリズムを作ることができれば、おのずと勝利が見えてくるだろう。
対戦データ
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2024-11-04 15:10
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