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【J1第22節プレビュー】夏の王者はどちらか。鹿島とF東京が対決
8月最後のJ1。夏の締めくくりにふさわしく、今節は7月から無敗を守る鹿島とF東京が対戦する。首位の浦和と鹿島の勝点差は2、そして鹿島とF東京の勝点差は6。勝利が勝点3にとどまらない、重要な意味を持つ一戦であるということはいうまでもない。西に目を向けると、上り調子の徳島が不調の王者を迎える。
■G大阪(8位)vs新潟(11位)
ここまでの失点数が19で3位タイの新潟だが、今節はレオシルバと大井の守備における二枚看板が出場停止。新潟のタックル数はリーグ1位であり、そのうち2人が39%を占めていることからも、彼らの欠場が守備を強みとするチームにとって大きな痛手となることは間違いない。柳下監督がどのような穴埋めをするかが、注目ポイントとなるだろう。一方のG大阪はこの2戦は勝利から遠ざかっているものの、攻撃陣は好調なだけに、相手のディフェンスのキーマンがいない隙を突き、中央突破からゴールを狙うのが得策か。
対戦データ
■徳島(18位)vs広島(9位)
ワールドカップによる中断前後の得点数を比較すると、徳島は中断前が1試合平均0.2点だったのに対し、中断後は1.1点と大幅にアップ。その要因の1つとして高崎の好調ぶりがうかがえる。徳島のエースは中断前には1得点にとどまっていたが、中断明け以降は6得点を挙げ、残留へ向けて大車輪の活躍を披露。敵陣ペナルティエリア内での空中戦の勝率は77.8%でトップに立っている。高さを生かしたプレーを中心に、この一戦でも彼が活躍できるかどうかが、勝負のカギといえるだろう。
対戦データ
■鹿島(3位)vsF東京(5位)
好調を維持する両者にいえることは、新時代の旗手となるべき選手が躍進の立役者となっていることだ。中村、米本、河野は90年生まれ。柴崎、昌子、土居、武藤は92年生まれの同学年だ。特に、F東京の武藤は直近6試合で5得点と、飛ぶ鳥を落とす勢い。シュートの枠内率と決定率がともに高いため、得意のドリブルからペナルティエリアへ進入させては分が悪い。鹿島のDF陣には、早めの対応が必要となるか。中盤では、柴崎と米本が対決。互いにタックル成功率は全エリアで高いが、タックルに対する耐性が低いという点でも共通する。果たして、同世代のライバルを前に実力を誇示する選手は誰か。
対戦データ
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2024-11-04 15:10
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