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【J1第20節プレビュー】真夏の戦いを制するのは
2014-08-15 11:00 RSS

前節の結果を受けて、浦和と鳥栖が同率1位となる珍しい出来事が起きた。その下に目を移すと、勝点差1まで詰めてきた川崎Fや5連勝で一気に順位を上げたG大阪などが、上位2チームに次々と肉薄。混戦状態にさらに拍車を掛けている。今節は1位の浦和と6位の広島が対決。広島は王者として意地を見せられるのか。この試合を含め、以下の3試合をピックアップした。

■浦和(1位)vs広島(6位)
前半に先制点を挙げているものの、3試合連続で勝利のない浦和。リードを奪った後、特に後半の戦い方を修正する必要があるだろう。対する広島は途中出場選手のゴール数がリーグ2位であり、その弱みに付け込むだけの要素は持っている。その中でも、前節決勝ゴールを奪ったルーキーの皆川には注目だ。15節にJリーグデビューを果たすと、5試合連続で出場。与えられている時間は短いが、ここまで2ゴールを決め、結果を残している。とりわけ、敵陣ペナルティエリア内での空中戦勝率を見ても分かるように、ハイボールに対する強さは抜群で、新たな攻撃のオプションとして存在感を発揮。この試合はベンチワークが勝敗を分けるカギとなるかもしれない。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/uraw/preview/

■G大阪(5位)vs名古屋(16位)
連勝記録を5に更新したG大阪。好調の攻撃陣に目が行きがちだが、守備陣の奮闘も見落とせないだろう。ディフェンシブサードでのタックル成功率はリーグ2位の数字。堅守を掲げる浦和や広島と遜色ない数字であることからは、長谷川監督が浸透させた守備意識が垣間見える。その一方、名古屋はリーグワーストの数字に。選手別に見ると、サイドバックにコンバートされた矢野の低さはややネックか。対面するオジェソクが9割を超えているだけに、コンタクトプレーの弱さは顕著だ。川又の加入を発表した名古屋だが、守備の改善がなければ低迷は抜け出せない。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/g-os/preview/

■新潟(10位)vs大宮(17位)
得点力不足が尾を引き、新潟は直近5試合の成績が1勝4敗。昨季の得点パターンと比較すると、クロスからの得点が物足りない数字だ。田中達や鈴木は裏への抜け出しを好むタイプであり、前線にターゲットが不足している状態といえる。守備は安定傾向にあるため、パトリックの加入により勢いを取り戻したG大阪のように、指宿ら新戦力の活躍を浮上のキッカケとできるか。一方の大宮は、主力のDFに故障者が続出する緊急事態に。新潟と異なり攻撃陣は好調であるだけに、先制点で守備の負担を減らしたい。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/niig/preview/

2014-08-15 11:00 RSS
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