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【J1第18節プレビュー】後半戦がスタート。流れをつかむのは
前節でリーグ戦も折り返しを迎え、今節から後半戦に突入。ワールドカップの中断明け以降、全勝で波に乗るG大阪が追い上げを見せるなど、1試合ごとに順位がめまぐるしく入れ替わる混戦模様が続いている。果たして、後半戦のリスタートに成功し、勢いを手にするのはどのチームか。
■G大阪(8位)vs横浜FM(10位)
G大阪は直近2試合で9得点を稼ぎ、攻撃陣が好調を維持。右の相関図を見ると、シュートの決定率と枠内率で横浜FMに大きく差を付けていることがわかる。パトリックという優秀なターゲットができたことで、前線で時間を作れるようになり、アタッカー陣が決定力を存分に発揮。逆に、横浜FMは得点力不足という課題を裏付ける結果となった。決定率だけでなく、前提の枠内率でも下回っていることは、この一戦を左右する要素になりかねない。得点力不足を補う意味でも、中澤と栗原のセンターバックコンビがパトリックを抑えることが、勝利の条件となる。
対戦データ
■F東京(7位)vs清水(12位)
3年半にわたるゴトビ体制に別れを告げた清水。だが、感傷に浸っている時間はない。16位との勝点差は3であり、今節の結果次第では降格圏内に転落してしまう可能性があるからだ。大榎監督が改善すべきポイントの1つとして、前線における攻守の連係がある。4-1-2-3に布陣を変更した前節こそハイプレスが効き、3-0の快勝を収めたものの、折り返し時点でのアタッキングサードでのタックル成功率はリーグワースト。また、同エリアにおける被タックル時のボール支配率もリーグワーストとなっている。そのため、F東京としてはディフェンシブサードでの対応から優位に立ち、カウンターへと至る展開が理想か。
対戦データ
■徳島(18位)vs甲府(16位)
残留争いのライバル同士となる一戦。徳島はここで勝利を挙げれば、残留ラインが見えてくるだけに勝負どころといえるだろう。甲府の得点パターンを見ると、セットプレーとクロスで6割弱を占めている。反面、徳島はセットプレーとクロスからの失点が全体の4割を超えているため、ここを抑えられるかがポイントとなるか。とりわけ、その両面で強さを見せているのが福田。彼が出場した際には注意が必要だ。歴史的勝利となった前回対戦時と同様に粘り強く守り抜き、チャンスをものにしたい。
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2024-11-04 15:10
2024-03-27 09:55
2023-12-05 12:45