HOME » ザックジャパン 選手ランキング [2010年10月~2014年6月]
ワールドカップのグループステージ敗退後、ザッケローニ監督の退任が発表された。2010年10月8日のアルゼンチン戦から先日のコロンビア戦まで、指揮したAマッチは55試合。ザッケローニ監督の下で出場機会を得た選手は合計64人。彼らの記録をランキングにして紹介する。
ゴールランク、期間別得点者割合、ゴールの部位(頭、左足、右足)
最もゴールを決めたのは岡崎だ。ザックジャパンは岡崎のゴールに始まり、彼のゴールで終わった(10年のアルゼンチン戦と、ワールドカップのコロンビア戦)。ゴール数トップ3の得点部位を円グラフにまとめてみると、それぞれの利き足が多い本田、香川と比べ、岡崎はどこからでもゴールを奪っており、彼の特長が出ている。
2013年の東アジアカップから代表に招集されるようになった柿谷も、少ない出場時間でありながら5ゴールを記録。決定率はゴール数トップ5の中でも最も高く、次期日本代表でどこまでゴール数を伸ばしてくれるのか期待される。
シュート数、決定率、枠内率ランク、FKシュート
シュート数でトップだったのは本田だ。流れの中からはもちろん、フリーキッカーとしても多くのシュートを放った。FKからのゴールは本田と遠藤を合わせても2ゴールのみ。南アフリカワールドカップのデンマーク戦ではそれぞれ決めただけに、少々物足りないかもしれない。
シュートの枠内率のランキングを見ると、柿谷が唯一の6割越え。追う大迫も58.8%を記録した。同じタイミングで代表入りを果たしポジションを争ったこの両者は、シュート数も同じ数で終わっている。
アシストランク、アシスト→ゴールの組み合わせ
アシストのランキングは遠藤と長友が同数でトップ。惜しくもワールドカップメンバーに選ばれなかった中村は少ない出場時間の中でも5アシストを記録し、その才能の片りんを見せた。アシストとゴールの組み合わせは、やはりゴール数1位の岡崎絡みが多い。こちらもワールドカップメンバーに選ばれなかったが、駒野からハーフナーという得点パターンも3回あった。
クロスとスルーパスの成功率と総数
続いてクロスとスルーパスのデータ。こちらはそれぞれの総数20本以上の選手を対象に、成功率と総数の2軸でグラフ化した。まずクロスを見ると、総数が最も多いのは左サイドバックの長友。成功率でも2番目に高く、申し分のない結果を残している。成功率が最も高いのは清武。出場機会は少ないが、質の高いキックを見せた。スルーパスで最も総数が多いのは香川。同データの成功率の高い選手を見ると中央から左サイドの選手が多く、ザックジャパンの特徴といえる。
タックル、ブロックランク
守備のデータからはタックル数とブロック数を紹介。ともに体を張るプレーで双方ともにキャプテンの長谷部が上位となっている。特筆すべき点はゴールランキングでトップだった岡崎が、タックル、ブロックともにベスト5に入っていることだ。実に彼らしいデータといえるだろう。
4年後にもこのランキングを作ったとしたら、どのような選手が名を連ねるのだろうか。今から楽しみでならない。
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