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【J1第15節プレビュー】再スタートを切ったJ1の熱い戦い
先日まで行われていたブラジルワールドカップを通し、日本と世界との差が依然として大きいことを痛感した人も少なくないだろう。世界に一歩でも近づくためにも、まずは国内リーグの充実が重要だ。約2ヵ月の中断を経て再開されたJ1で、選手たちはどのようなプレーを披露するのか。15節は神戸と鳥栖の上位対決など、全9試合が7月19日に開催される。
■名古屋(15位)vs徳島(18位)
アタッキングサードでの被ファウル数がリーグトップタイの名古屋。ゴールに近い位置でのFKのチャンスを生かし、セットプレー3プレー以内からのシュート数をリーグ3位としている。 特に、闘莉王の空中戦での強さは抜きんでており、相手にとって脅威だ。徳島は自陣ペナルティエリア内での空中戦勝率がリーグワーストで、名古屋にとっては好材料。ゴール前でのエアバトルを制し、リーグ戦中断明け初戦を勝利で飾れるか。
対戦データ
■G大阪(16位)vs甲府(14位)
ここまでの1試合あたりの被シュート数は、甲府が6.9本で最も少ない。その要因の1つとして考えられるのがディフェンディングサードでの守備だ。このエリアでのボールゲイン(相手からボールを奪い、攻撃につなげたプレー)を見てみると、甲府は右の図で示した前方エリアでボールを奪った割合が58.7%でリーグ最高 。シュートの1つ、2つ前のプレーが発生しやすいバイタルエリアで相手の攻撃をつぶせていることが、被シュート数の少なさにつながっているのだろう。この一戦でも堅守をベースに流れを引き寄せ、リスタートを勝利で飾りたい。
対戦データ
■神戸(4位 )vs鳥栖(2位)
先制点を取った後の成績を比較すると、神戸と鳥栖は対照的な結果が表れる。両者がここまで先制した試合数は10回。鳥栖は先制した方が有利という定石通りに90%の勝率を収めているのに対し、神戸は40%と逃げ切れない試合が多い。その一方で、先制点を与えた場合の結果を見てみると、鳥栖は1分け3敗で逆転勝利が一度もなく、神戸は2勝1分けで負けなし。果たして、上位対決を制するのは優位に立った際のゲーム運びがうまい鳥栖か、逆境に強い神戸か。先制点が生まれた後が注目ポイントになりそうだ。
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2024-11-04 15:10
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