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【J1第6節プレビュー】リーグ戦2年ぶりとなる名門対決のゆくえは
リーグ戦も5試合を消化し、上位と下位の差は徐々に開き始めた。浮上のキッカケをつかもうとするチームがいる中で、首位を快走しているのは若手の台頭著しい鹿島。今節は数々の名勝負を繰り広げたG大阪と対戦する。敵地でライバルを退け、勢いに弾みをつけられるか。
■G大阪(14位)vs鹿島(1位)
開幕5試合でリーグ最多の12得点を記録した鹿島に対し、G大阪は3得点と、自慢の攻撃力は影を潜めている。リアクションスタイルの鹿島と比べて敵陣でのパス数こそ多いものの、肝心のシュート数は思うように伸びず。シュートの前提となるプレーでは鹿島と遜色のない数字を残せているため、得点の土台は整っている。あとは、詰めの作業が必要だ。ただ、シュートにつながったセットプレーの数字では差が開いており、キッカーを含めて変化を求められる。鹿島としては、ボールを保持するG大阪はくみしやすい相手。組織的なプレスでミスを誘発し、カウンターへとつなげたい。
対戦データ
■新潟(8位)vs横浜FM(5位)
今季も新潟のハイプレスは健在。アタッキングサードでのタックル成功率はリーグ3位の87.5%を記録している。奪う位置は高いが、裏への対応も抜かりがない。相手にスルーパスを出された回数は横浜FMを上回る79回。その中で、相手の成功率を50%以下にとどめている。見どころの1つとなるのは、アグレッシブな新潟に対する横浜FMの立ち回り方。真っ向から勝負を挑むのか、それとも前節のショッキングな逆転負けを受けて慎重に入るのか。ちなみに新潟は6thエリアでのボールロストがリーグで最も多いというデータもある。
対戦データ
■徳島(18位)vs川崎F(9位)
両者の平均支配率とパス総数を比較すると、川崎Fが圧倒的にボールを保持する展開が予想される。徳島は攻め込まれる中で、特にサイド攻撃に警戒しなければならない。川崎Fの得点源の1つはクロスからのものであり、徳島の2番目に多い失点パターンと重なる。同じく、セットプレーにも注意が必要。川崎Fは今季まだセットプレーからの得点こそないが、CKに変化を付けてくることが多い。徳島は自陣ペナルティエリア内での空中戦の勝率がリーグ16位。ショートコーナーの際にボールウオッチャーになってしまうと、失点の確率は高まる。
対戦データ
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2024-11-04 15:10
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