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【J1第4節プレビュー】鹿島が首位を守るか、C大阪が攻め落とすか
多くのチームが連戦となる中で迎える4節。選手起用を含め、さまざまな思惑が各チームの間で飛び交う週末となりそうだ。注目は「守」の鹿島と「攻」のC大阪の一戦。激闘が期待される試合は、カシマで15時に開催される。
■新潟(10位)vs鳥栖(4位)
新潟はここまで横浜FMに次ぐ59.1%のボール支配率を記録。昨季の数値と比べて約10%上昇している。パス数においてもポゼッションサッカーを志向する大阪の2チームや広島を抑え、堂々の4位にランクイン。中盤のレオシルバを中心に新たなスタイルへの挑戦を見せている。ただし、今節の対戦相手である鳥栖は、新潟と同様に高い支配率を誇る浦和との戦いでワンチャンスを生かして勝点3を獲得。相手の術中にはまらないためにも、この一戦では本来の持ち味である堅守速攻をベースとしたサッカーの方が得策といえるかもしれない。
対戦データ
■鹿島(1位)vsC大阪(3位)
3月18日に行われたACLで来日初ゴールを決めたフォルラン。次は首位の鹿島を相手に、リーグ戦初得点を挙げる活躍に期待がかかる。鹿島は3試合を終えていまだ無失点だが、ディフェンシブサード(C大阪にとってアタッキングサード)でのタックル成功率はリーグ最下位。前節の清水戦と同様、技術の高いC大阪の攻撃陣にとっては比較的プレーしやすい環境となるだろう。前線の柿谷とフォルランのコンビネーションは試合を重ねるごとに良くなっており、柿谷のスルーパスからフォルランのゴールが生まれるシーンも見られるかもしれない。
対戦データ
■F東京(13位)vs川崎F(16位)
今季最初の「多摩川クラシコ」は、互いにリーグ戦初勝利を懸けての戦い。リーグ上位のシュート数が示すように、両チームとも多くの試合で主導権を握ってはいるが、ちょっとした詰めの甘さが致命的な失点へとつながっている。高い攻撃力の維持と、守備のリスクの軽減。この2つを同時に実現するためのポイントとなりそうなのが、セカンドボールへの対応だ。ともにこぼれ球の奪取率は高い方ではなく、それが危ない場面を作られる遠因となっているのではないだろうか。攻撃に出るか守備に回るかの分岐点となる、こぼれ球の行方に注目したい。
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2024-11-04 15:10
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