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【J1第3節プレビュー】好調の鳥栖と鹿島。単独首位はどちらの手に
J1の3節が3月15日に開催される。2節の終了時点で連勝は4チーム。得失点差で1位タイの鳥栖と鹿島は、単独首位を懸けてベアスタで激突する。首位と同勝点で4位の広島はホームでの連戦。Eスタで浦和との「因縁対決」を迎える。今回は上記の注目カードを含めた3試合をピックアップした。
■広島(4位)vs浦和(9位)
西川の移籍により注目の集まる一戦。ともに守護神が変わったことに対する変化をチームの特色であるパスの視点から考察したい。表を見ると、両チームともロングキックで差が表れている。広島の林は昨季の西川と比べると、成功率では見劣りしないものの、正確なつなぎを求められる中でリスクの高いロングパスは少なめ。一方、西川は昨季の加藤と比較してパスの数そのものは大幅な変化がないが、「質」の部分で上回っている。浦和は2試合を終えた時点でGKのロングパスを生かした得点こそないが、このプラスの変化を活用できれば、堅守を誇る王者の牙城を崩せるだろう。
対戦データ
■C大阪(5位)vs清水(8位)
前節に初勝利を挙げたC大阪は、アタッキングサードでのボールゲイン(ボール奪取)数でトップに立つ。華やかな攻撃陣が脚光を浴びる中で、しっかりと守備をこなしていることは好材料といえる。また、今節の対戦相手である清水もアタッキングサードでのボールゲイン数が多いため、両チームともにゴールに近い位置でのボールの奪い合いが勝敗を左右しそうだ。1勝1敗で今節を迎えるC大阪と清水。白星を先行させるのは果たしてどちらか。
対戦データ
■鳥栖(1位)vs鹿島(1位)
首位タイのチーム同士の対決。鳥栖、鹿島ともに2試合で6得点を記録して失点はゼロと、攻守に充実した内容でリーグトップに立っている。両チームに共通しているのは、前への高い意識だ。パスの前方比率は鳥栖が3位、鹿島が5位の数値を記録し、パスのロング比率では鳥栖が1位、鹿島が2位。回り道の少ないシンプルな攻撃は、シュート決定率の高さにもつながっている。ゴール前での攻防が多く見られるスリリングな展開に期待したい。
対戦データ
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2024-11-04 15:10
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