HOME » ワールドカップ全チームのグループステージ突破率を算出!
本サイト「Football LAB」を運営するデータスタジアム株式会社では来たるワールドカップに向けて、過去の試合結果をもとに全チームのグループステージの突破率(以下、勝ち上がり指数)を算出しました。本コラムにてその結果をご紹介します。
■勝ち上がり指数作成方法
①勝ち上がり指数とは?
グループごとの勝ち抜け確率を、あらゆる試合のデータを基に推定したもの。統計的に導出されているので、客観的な実力を判断できる。各組4ヶ国中2ヶ国が突破するので、組内の勝ち上がり率は平均50%、合計200%。
②勝ち上がり指数はどのように予測しているか?
各国の強さを数値化した「強さ指数」を用いて計算している。「強さ指数」から各対戦試合の勝率を抽出しており、強さ指数が近いほど ドローの確率は大きくなる。
各試合の結果から「6試合分の結果」を考え、起こる確率と勝ち抜ける国を求める。全243通り考えた後に、各国が勝ち抜ける場合の確率の和を求め「勝ち上がり指数」となる。
③「強さ指数」は何によって決まるか?
あらゆる試合の結果から判断して真の強さを導き出している。勝敗だけでなく、試合の時期、スコア、ホーム/アウェー、試合の重要度なども加味されている。対戦相手によって1勝の重みが異なるのが特徴である。
直接対決はもちろん、組外の国やW杯非参加国との対戦成績も考慮。直接対戦していないチーム同士でも間接的に強さを比較することができる。
対象の試合は06年以降のW杯(予選含む)、コンフェデ杯、アジア杯・欧州選手権・コパアメリカなどの大陸別国際大会、11年から13年末までの親善試合の結果を利用している。
■勝ち上がり指数発表!
上記の方法により算出された「勝ち上がり指数」。まずはグループAからDの結果を発表します。
開催国・ブラジルを含むグループAは、やはりブラジルが圧倒。メキシコとクロアチアが2番手を争う形となっています。グループBはスペイン、オランダと続いていますが、チリも侮れない数値。日本が属するグループCですが、勝ち上がり指数では日本が最下位に…。ただギリシャ、コートジボワールも高い数値ではなく、接戦が予想されています。グループDはイングランド、イタリア、ウルグアイの三つ巴となりそうです。
グループEも三つ巴となるのでしょうか。ホームに強いエクアドルが、ブラジルでどれほどの成績を残すのかは気になるところです。グループFはアルゼンチンがブラジルに次ぐ高い数値を記録。ナイジェリアとボスニアヘルツェゴビナが2番手争いとなっています。グループGもドイツが大差を付けています。接戦となりそうなグループHですが、勝ち上がり指数では各チーム間に差があり、ロシア、ベルギーの突破が有力となっています。
試合結果から統計的に導かれた勝ち上がり指数はいかがでしたか?ワールドカップ予想談義の話のネタとしてもご活用頂ければと思います。
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