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【J1第1節プレビュー】22度目の開幕。好スタートを切るのは
近年は混戦模様が続くJ1リーグ。今年は「西の雄」であるG大阪がJ1復帰を果たしたことで例年以上に予想困難な戦いが繰り広げられそうだ。果たして、最後の1ステージ制のチャンピオンに輝くのはどのチームか。
■仙台(2013年 13位)vs新潟(2013年 7位)
リーグ戦での通算対戦成績は、仙台の10勝2分け8敗。ただし、昨季は新潟が2試合連続で1-0の勝利を収めている。昨季の終盤に調子を上げた新潟は、アグレッシブなサッカーを見せ、優勝や残留を争うチームを苦しめた。その特長の1つが、激しくボールを奪いに行く守備。2013年のインターセプト数はリーグ1位の数値を記録している。仙台は今季から新監督が就任。戦術の浸透具合によっては、新潟にとってユアスタは最高の「狩り場」に変わる。
2013年の仙台のデータ
2013年の新潟のデータ
■C大阪(2013年 4位)vs広島(2013年 1位)
おそらく日本中の注目を集めるであろうこの開幕カード。話題のフォルランに関してはほかのプレビューに譲り、ここでは昨季王者の広島を取り上げたい。右の表は、これまでのC大阪と広島の対戦における得点ランキング。両チームを通じて1位のゴール数を記録しているのは広島の佐藤で、2位は同じく広島の高萩となっている。相手の引き立て役に終わるつもりはなく、C大阪が「話題先行」であることを結果をもって示したい。「史上最攻のC大阪」に負けない王者の攻撃力に期待が掛かる。
2013年のC大阪のデータ
2013年の広島のデータ
■G大阪(2013年J2 1位)vs浦和(2013年J1 6位)
パスサッカーを志向するG大阪と浦和。その中心にいるのは、遠藤と阿部だ。ともに指揮官の理想を実現する上で欠かせない選手であるが、パスの性質を比べると役割の違いが表れる。攻撃時に最終ラインに入る阿部は後方でショートからミドルレンジのパスを使って相手を揺さぶるのに対し、遠藤はショートパスを主体に攻撃にリズムを付けながら崩しの局面で活躍していることがうかがえる。これはラストパス数を見ても明らか。それぞれのキーマンを抑えることが、両チームの課題になることは間違いない。そのマークをかいくぐり、勝利へ導くのはどちらか。
2013年のG大阪のデータ
2013年の浦和のデータ
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