7日のリーグ戦最終節から約2週間のインターバルを挟み、22日に天皇杯準々決勝が開催される。リーグ連覇を果たした広島は、甲府とEスタで対戦。そろって勝てば、準決勝で「神奈川ダービー」の実現となる横浜FMと川崎Fは、それぞれアウェイで九州勢と戦う。ユアスタでは、ともに指揮官の退任が決まっている仙台とF東京が対決。ここまで勝ち残っているJ1の8チームが「最後の元日国立」を目指し、各地で熱戦を繰り広げる。
■大分(J1)vs横浜FM(J1) 19:00 大分銀行ドーム
両チームともに、被タックル時のボール支配率(タックルを受けてもボールを拾い、キープを続けられたかどうかの確率)はリーグ下位。一方、ボールをめぐる攻防を地上から空中に移してみると、大分は敵陣での空中戦の勝率とGKのロングフィードの成功率において、横浜FMより上位となっている。中盤でつぶし合い、ロングボールが行き交う展開となれば、リーグ戦の最終順位で最下位の大分の下に、金星が転がり込むかもしれない。また、大分にとっては、今季の公式戦でJリーグのチームを相手にホーム初勝利を飾る最後のチャンスでもある。
■鳥栖(J1)vs川崎F(J1) 15:00 ベストアメニティスタジアム
J2時代は3勝1分け16敗と川崎Fを苦手にしていた鳥栖だが、J1昇格以降は3勝1敗で勝ち越し。今季のベアスタでの対戦では、5-4と激しい打ち合いの末に勝利を収めている。リーグ戦の総得点で2位の川崎Fと6位の鳥栖。今回も派手なゲーム展開が予想される。
■仙台(J1)vsF東京(J1) 13:00 ユアテックスタジアム仙台
仙台の直近の公式戦はリーグ戦最終節のF東京戦。F東京とは昨季も最終節にアウェイで対戦し、いずれも完敗を喫している。ただし、今回の舞台となるのは得意のユアスタ。仙台は10年のJ1昇格以降、このスタジアムではF東京に対して公式戦4勝1分けと負けがない。
■広島(J1)vs甲府(J1) 13:00 エディオンスタジアム広島
広島と甲府はリーグ戦で過去15回対戦し、広島の5勝3分け7敗。広島はチームとして負け越しているものの、この対戦における得点ランキングでは、7ゴールの佐藤が両チームを通じてトップに立っている。果たして、広島のエースはチームを4強進出へ導けるか。