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2013J1年間ベストイレブン
2013-12-12 18:00 RSS

代表レベルで国内組の活躍が目立ち、国内リーグの存在感を知らしめる形で幕を閉じた今季のJリーグ。

フットボールラボでは、今季もチャンスビルディングポイント(CBP)を中心としたデータから独自のベストイレブンを選出しました。採用するフォーメーションは、優勝した広島が敷く「3-4-2-1」。今季は開幕から節ごとにベストイレブンを選出してきましたが、年間を通すと誰が高い数値を出していたのでしょうか。

なお、対象の選手は出場時間が所属チームの試合時間の3分の2以上としています。

<GK>

★スタメン:西川 周作(広島)

■控え:キム ジンヒョン(C大阪)


西川選手はセーブポイントでは6位となるものの、失点数は最少。加えて、パスの成功率で他を寄せ付けておりません。GKながら攻守にわたって連覇を最後尾から支えていました。控えのキムジンヒョン選手はセーブポイントで2位となったことと、セーブ率では唯一の80%を越えていることが選出の理由です。

<CB>
★スタメン:鎌田 次郎(仙台)
★スタメン:千葉 和彦(広島)
★スタメン:中澤 佑二(横浜FM)

■控え:菊地 光将(大宮)


センターバックは「守備ポイントの高さ、失点数の少なさ、攻撃への貢献度(パス成功率)を基準としました。

鎌田選手は守備ポイントがリーグ2位。失点数がリーグで3番目に少なかった仙台の守備を支えました。中央にはチームでこのポジションを任されている千葉選手を選出。パスCBPが最終ラインの選手でただ1人ベスト10入りを果たしており、パス成功率も92%と高い数字を残しています。3人目は中澤選手。守備ポイントでベスト10に入り、昨季に続きフットボールラボ選出のベストイレブンに名を連ねました。

控えの菊地選手は400を超える守備ポイントを記録。前半戦で主役を演じた大宮のディフェンスリーダーとして奮闘していました。

<センターハーフ>
★スタメン:青山 敏弘(広島)
★スタメン:扇原 貴宏(C大阪)

■控え:レオ シルバ(新潟)


センターハーフは、パスと守備への貢献を考慮しました。青山選手は、パスCBPの高さもさることながら、攻撃CBPが5位と抜群の成績を残しています。扇原選手は、アシスト数がセンターハーフ内で1位タイ。守備ポイントも高く、ディフェンス面での存在感も際立っていました。

控えのレオシルバ選手は守備ポイントが扇原選手よりも高く、後半戦に躍進したチームの中心として活躍しました。

<サイド系>
★スタメン[RWB]:田中 亜土夢(新潟)
★スタメン[LWB]:レナト(川崎F)


サイドの選手の選考に関しては、CBPに加え得点やアシストの数値も選出の基準としました。後半戦は右サイドでのプレー機会が増え、好調なチームをけん引した1人である田中亜選手。クロスCBPは10位で上位陣とは少し差がありますが、ゴールとアシスト数で上位に位置しています。左サイドのレナト選手はドリブルCBPと攻撃CBPでは圧巻のデータを残し、得点数とアシスト数はともに二桁を超えました。

<オフェンシブハーフ>
★スタメン:中村 憲剛(川崎F)
★スタメン:中村 俊輔(横浜FM)

■控え:柏木 陽介(浦和)


オフェンシブハーフは攻撃CBPの高さと、チーム成績を踏まえての選考としました。中村憲選手は攻撃CBPが首位。ポジションをより前線に移してから本領を発揮していたこともあり、こちらでの選出となりました。中村俊選手は攻撃CBPの高さに加え、ドリブルCBPでも9位。単独で局面を打開する場面も随所に見られ、まさに今季を代表する存在でした。
控えの柏木選手はベスト10入りを惜しくも逃したものの、アシスト数と節ごとのベストイレブンの選出回数ではスタメンとして選んだ2人をしのいでいます。チームはシーズンのクライマックスで失速してしまいましたが、相手に脅威を与えていた点では引けを取りません。

<FW>
★スタメン:柿谷 曜一朗(C大阪)

■控え:大久保 嘉人(川崎F)
■控え:川又 堅碁(新潟)
■控え:工藤 壮人(柏)


FWはゴール数はもちろんのこと、どれだけ質の高いシュートを放ったかを表す、
シュートCBPの高さにも重きを置きました。スタメンに選んだのは柿谷選手。シュートCBPと攻撃CBPの1位をダブルで獲得。フィニッシャーとしてだけではなく、チャンスメイカーとしても存在感を発揮しました。
控えには得点王に輝いた大久保選手と、シュート成功率で1位の川又選手、シュートCBPの高さが決め手となった工藤選手の3名を選出しました。

以上が各選手の選考理由となります。いかがでしたでしょうか。

選手個人のデータを基準においての選出のため、順位が反映されない部分がありますが、ご了承ください。

下記に2012年の年間ベストイレブンコラムのリンクを置いておきました。
昨季との比較もお楽しみください。

■2012 Football LAB ベスト11【J1】
http://www.football-lab.jp/column/entry/254/

2013-12-12 18:00 RSS
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