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【J1第34節プレビュー】トップ6が対戦する最終節。最後に笑うのは
Jリーグ20周年のラストを飾るにふさわしい最高の舞台が用意された。首位の横浜FMと5位の川崎Fが激突する「神奈川ダービー」をはじめ、1位から6位までのチームが、優勝とACL出場権をめぐってそれぞれ対戦。円熟のトリコロールの戴冠か、紫の戦士の連覇か、深紅の常勝軍団の復権か。運命のキックオフは15時30分。
■鹿島(3位)vs広島(2位)
鹿島はスルーパスによってシュートシーンを導いた回数がリーグ2位。一方、広島はDFのタックルラインの低さにも表れているように、引いて待ち構える守備を基本形とし、裏のスペースを空けることは少ない。鹿島にとっては長所を発揮しにくい相手となるが、押し込む展開が長く続けば、もう1つの武器が生きる可能性もある。鹿島はアタッキングサードでの被ファウル数がリーグ5位で、FKからのパスやクロスを受けた選手がシュートに至った回数はリーグトップタイ。前節のC大阪戦に続き、「堅守打破」の切り札は再びセットプレーか。
対戦データ
■浦和(4位)vsC大阪(6位)
ともに前節の敗戦を受けて優勝の可能性はなくなったものの、ACL出場権を懸けて熱戦が期待される。浦和はセットプレーからの得点数がリーグトップタイで、攻撃面では大きな武器。その一方で、直近の3試合連続でセットプレーから失点を喫するなど、守備面では弱点になっている。ただ、C大阪はセットプレーからの得点数が少なく、浦和にとっては泣きどころを突かれにくい相手といえるだろう。また、堅守を誇るC大阪に対しては、ナビスコカップを含めた今季3試合全てで得点を記録しており、この一戦でもゴールは期待できる。満員が予想されるホーム最終戦。熱狂的なサポーターと勝利を分かち合い、来季への「希望」を手にしたい。
対戦データ
■川崎F(5位)vs横浜FM(1位)
前節は新潟に敗れ、ホームで歓喜の瞬間を迎えられなかった横浜FMがアウェイでの「神奈川ダービー」に優勝を懸ける。勝利を挙げれば、他チームの結果に関係なく優勝が決まるだけに、欲しいのは得点。だが、エースのマルキーニョスが10試合連続でゴールを奪えていない影響もあり、この10戦は複数得点がない。そこで、カギを握るのがCK。川崎FはCKからの失点数がリーグ最多であり、ウイークポイントとなっている。中村はCKのクロス成功率が3位と、ここから得点を生み出せる可能性は高い。果たして、日本屈指のキッカーはチームを優勝へ導けるか。
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2024-11-04 15:10
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