コラムColumns【天皇杯2回戦プレビュー】強豪に立ち向かう３チームが、平日の夜を盛り上げる。

７、８日に行われた２回戦。思わぬ敗者が現れなかった土曜日から一転し、日曜日に名古屋が、２つ下のカテゴリーに属するＡＣ長野パルセイロに敗れる波乱があった。１１日には、すでに戦いを終えた柏を除き、ナビスコカップ準決勝に進出した３チームが登場する。

■川崎Ｆ（Ｊ１）vs高知大学（高知県代表）

大学勢同士の戦いを制して２回戦にコマを進めた高知大学。１１年連続で出場と伝統を感じさせるが、その間の８８回大会から３年連続でピッチに立っていたのが、現在川崎Ｆの實藤友紀だ。対戦を待ちわびる後輩たちは、「先輩」を驚かすことができるか。

■横浜FM（Ｊ１）vsヴァンラーレ八戸（青森県代表）

Ｊリーグ準加盟を申請しているヴァンラーレ八戸は、東北１部リーグで首位。湘南の監督などを務めた山田松市監督が、１０年から指揮を執っている。Ｊ１でトップに位置する横浜FMとの対戦は、チームのポテンシャルを全国に示す意味でも貴重な舞台だ。

■浦和（Ｊ１）vs栃木ウーヴァＦＣ（栃木県代表）

栃木ウーヴァＦＣは、昨季に辛うじてＪＦＬに残留したが、今季も１６位と苦戦中だ。とはいえ、かつて大宮などでプレーした地元出身の若林学や、昨季まで松本に在籍した阿部琢久哉ら、Ｊリーグを経験した選手が多い。個の力で勝る浦和に、彼らの「意地」で対抗したい。