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【J1第24節プレビュー】生き残りを懸けた「決戦」
24節は「サバイバル」という言葉がふさわしい。連敗が8まで伸びた大宮は、首位の横浜FMをホームに迎える。上位に踏みとどまるためには勝利が欲しい。下に目を向ければ、磐田と甲府が残留を懸けて直接対決。苦境に立たされた「名門」は意地を見せられるか。
■浦和(3位)vs新潟(10位)
新潟はJ1昇格以降、埼玉での浦和戦は2分け7敗。過去2年は連続で1-1だが、11年のエジミウソン、12年のマルシオリシャルデスと、いずれも元同僚のゴールで勝利を阻まれている。今回は田中達が埼玉で初めて敵としてプレー。新潟を10年越しの初勝利へ導くか。
対戦データ
■鹿島(5位)vs柏(7位)
カシマにおける柏の通算成績は、1勝2分け10敗。勝率は僅か7.7%で、合計9ゴール30失点となっている。柏にとっては、順位の逆転が可能な一戦。16節の鹿島戦で今季二度目の連勝を達成してから無敗を継続しているだけに、この勢いのまま苦手意識を払拭したい。
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■大宮(6位)vs横浜FM(1位)
ロースコアでのドロー決着が多いこの対戦カード。両チームを通じて3点以上入ったのは06年の一度だけで、互いの好不調の差に関係なく、毎回ほぼ同じ結果に落ち着いている。8連敗中の大宮、首位の横浜FMと、今節を迎えるにあたっての立場は対照的。結果は果たして。
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■湘南(16位)vs仙台(11位)
前節に2-5の大敗を喫した湘南。守備の立て直しが求められる今節は、ここまで昇格組に対して2勝2分けと無敗の仙台と対戦する。中2日で難敵をホームに迎えるが、開幕から14試合目にして今季初の完封を達成した時の相手が仙台。良いイメージを持って臨めるはずだ。
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■磐田(17位)vs甲府(15位)
磐田は先制した7試合で僅か1勝。前節も2点を先行しながら後半に逆転された。終盤の失点数は、リーグワーストタイの15となっている。今節は勝点差9で15位の甲府と対戦。07年に「デスゴール」の犠牲者となった相手だが、今度は逆に引導を渡される可能性もある。
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■C大阪(4位)vs川崎F(8位)
川崎Fはリーグで唯一、1試合平均2得点以上を挙げているが、失点も多い。前半に限ればワーストの数字が残っている。相手のC大阪は、前半に喫した失点が僅かに6。立ち上がりからリスクマネジメントを怠って前掛かりになることは避けなければならない。
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■広島(2位)vsF東京(12位)
前節の広島は10試合ぶりにゴールを奪えなかった。前節のデータでは、アタッキングサードでのプレー数こそトップだったが、ペナルティエリア内に絞ると、12回に限られている。得点を挙げるためには、ゴール前での一工夫が必要だ。
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■鳥栖(14位)vs名古屋(9位)
好調なチームを支えるストライカーと対面する守備陣との駆け引きに注目したい。豊田とケネディは前節ともに2ゴールを挙げた。2人のプレー数を比較すると、ケネディは総数で1.5倍以上、敵陣PA内では3倍以上、豊田よりも回数が多かった。今回の対戦では、両ストライカーの「登場回数」に変化が起きるのか否か。
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■大分(18位)vs清水(13位)
「肉弾戦」となるかもしれない。両者の敵陣での空中戦回数を見ると、大分が3位、清水が4位となっている。高松とラドンチッチという「大砲」が前線に君臨していることを考えても、エアバトルを制することが勝利へのカギといえる。
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2024-11-04 15:10
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