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【J1第19節プレビュー】開幕戦の再現か、雪辱か
前節から中2日で迎える19節は、開幕からどれだけチームが成熟したかを測る上で貴重な機会といえる。というのも、開幕戦と同じカードが4試合あるからだ。注目は、広島と浦和の一戦。ペトロヴィッチ監督が浦和にやって来て四度目となる「因縁の対決」の行方はいかに。
■浦和(4位)vs広島(1位)
ペトロヴィッチ監督の哲学が脈打つ両雄は、他チームと一線を画する特殊な攻撃スタイルを持つ。総得点数は浦和がリーグ2位、広島が3位タイ。ただし、守備力では広島に軍配が上がる。今季の完封試合数も浦和の4に対して広島は10。堅い守備で開幕戦のリベンジを狙う。
対戦データ
■鹿島(6位)vs大宮(2位)
鹿島と大宮が直近の5試合で挙げた勝利は僅か1つ。安定感を欠く守備が足かせとなっており、前節も互いに1-3と同じスコアで敗れている。大宮は守備面での貢献度が高い金澤が青木と入れ替わりで出場停止。不安材料を抱えながら、リーグ戦で未勝利のカシマに乗り込む。
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■仙台(9位)vs川崎F(7位)
川崎Fは仙台に対し、ここ2年間でナビスコカップを含めて5勝1敗と相性が良い。リーグ戦での前回対戦は7節。今回と同じく「神奈川ダービー」での敗戦直後に迎えた試合で4-2の快勝を収めている。今季初勝利とともに、順位上昇のキッカケにもなった験の良い相手だ。
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■柏(10位)vs鳥栖(14位)
柏と鳥栖の総得点数はともにリーグ7位タイの29。チームとしての得点力はそれほど高くないが、ストライカーの奮闘が光っている。得点ランキングで豊田がトップ、そして工藤が3ゴール差の6位。東アジアカップでも活躍した日本代表FWの対決も見どころの1つとなる。
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■F東京(8位)vs大分(18位)
4連敗中の大分だが、前節はセットプレーから6試合ぶりとなる複数得点を記録。F東京との前回対戦でも敗れはしたものの、CKから得点を挙げて先制に成功している。敵陣での空中戦の勝利数はリーグ2位タイ。今季2勝目へ向け、カギとなるのは再びセットプレーか。
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■湘南(15位)vs横浜FM(3位)
横浜FMの得点源であるセットプレーの中で、特に注目したいのがCKだ。パスを除いたCKの成功率は、唯一40%以上を記録している。相手の湘南はリーグで2番目に多くCKを与えているチームとあって、中村の左足がさらに目立つ展開となりそうだ。
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■新潟(12位)vs清水(13位)
新潟のエースに成長した川又がブレイクするキッカケとなったのは、9節の清水戦だった。J1での初得点を挙げると、以降の10試合で9ゴール。名立たるストライカーを差し置き、シュート枠内率は群を抜く。「和製大砲」がチームを再び勝利に導くか。
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■磐田(17位)vs名古屋(11位)
どちらも「クロス」が主要な攻撃パターンだ。名古屋は左足でのクロス数が他チームより抜きん出ており、レフティーが攻撃に絡むことが多い。対する磐田は、数だけならトップにもかかわらず、味方に届く割合が低い。駒野らが供給するボールを好機につなげられるか。
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■C大阪(5位)vs甲府(16位)
8連敗中の甲府を迎え撃つC大阪。今季はホームで1敗だけと、戦前の状況は優位に見えるが、実はホームで甲府を破ったことがない。11年の対戦でも0-4と大敗を喫している。失点がリーグで2番目に少ないことから、安定した守備を基盤として慎重に戦いたい。
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2024-11-04 15:10
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