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J2外国人ゴール・アシストランキング
2013-02-19 14:00 RSS

 前回に引き続き、2012シーズンでのJ2外国人のゴール・アシストランキングを振り返ってみたい。なお、J2に所属し、出場した外国人選手は合計79名(1チーム平均3.6人)。国籍別選手数は右表の通り。

【得点ランキング1位】ダヴィ(甲府
【シュート数1位】
ダヴィ(甲府
【シュート成功率1位】キリノ(湘南
【シュートCBP1位】
ダヴィ(甲府


 まず得点ランキングナンバーワンに輝いたのはダヴィ甲府)。ぶっちぎりの32点を獲得し、シュートCBPも18.56と断トツのトップ。驚きなのはシュート数192で、2位のソヨンドク富山)の2倍以上の数字となった。シュートは打たないと入らないことを示した。今期は鹿島に移籍が決まっているが、J1でもこの勢いのままチームに貢献できるか、鹿島の復活に貢献できるのか。今年のみどころの一つとなるだろう。

 二位に入ったのは横浜FCのカイオ。25試合の出場にもかかわらず10ゴールをゲット。なかなかスタメンで出場することができなかったが、終盤は決勝点を上げることが多く、プレーオフ進出に貢献した。3位に入ったのはサビア(栃木)。チームナンバー2の得点を挙げたが、シュート成功率がやや低く、シュートCBPも-3.92で決定力の弱さがスコアに表れた。4位に入ったのはキリノ(湘南)。去年札幌から途中加入しコンスタントにゴールを挙げた。41節鳥取戦での後半終了間際の決勝ゴールによって湘南の自動昇格に近づいた。3選手とも今期は同じチームで戦うことが決まっている。

 

【アシストランキング1位】ソ ヨンドク富山
【攻撃CBPランキング1位】チョンウヨン京都
【パスCBPランキング1位】
チョンウヨン京都
【クロスCBPランキング1位】キムミンジェ福岡
【ドリブルCBPランキング1位】ダヴィ(甲府


 続いてアシストランキング1位に輝いたのは富山のソヨンドク選手。攻撃CBP2位、パスCBP3位、ドリブルCBP2位とパス・ドリブルで富山攻撃の柱となった。2位は得点王のダヴィ。ダヴィはドリブルCBPがダントツのナンバーワンで得点だけでなくチャンスメークでもチームに貢献した。3位は京都のチョンウヨン。ボランチでありながら攻撃CBPナンバーワンで、パスサッカーの京都の起点となった。クロスCBPナンバーワンに輝いたのは福岡のキムミンジェ。サイドバックでありながら福岡の攻撃の起点となった。

 アシストランキングには全体的に韓国人が上位に来ており、パスサッカーを好む若い韓国選手が日本に来てJ1にアピールする場になっているのかもしれない。

2回にわたってお送りした外国人の得点・アシストランキング。J1・J2どちらもブラジル人と韓国人が多くなっているが、今年も韓国人の新加入選手が多く、アジア枠を有効に使うチームが増えてきている。札幌がベトナム代表のエース獲得の動きもあり、今後は韓国以外のアジア選手を獲得する動きも活性化してくるかもしれない。


text by 木下陽介

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