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J1外国人ゴール・アシストランキング
今回のコラムでは、2012シーズンでのJ1外国人のゴール・アシストランキングを振り返り、最近の移籍動向も踏まえて昨シーズンの外国人の活躍を振り返ってみたい。なお、J1に所属し、出場した外国人選手は合計77名(1チーム平均4.3人)。国籍別選手数は以下の通り。
■外国籍の出場選手ランキング
39名 ブラジル
24名 韓国
4名 北朝鮮
3名 オーストラリア
2名 スロベニア
2名 セルビア
1名 オランダ
1名 クロアチア
1名 コロンビア
【得点ランキング1位】レアンドロ(G大阪)
【シュート数1位】レアンドロドミンゲス(柏)
【シュート成功率1位】チョビョングク(磐田)
【シュートCBP1位】レアンドロ(G大阪)
まず、得点ランキングを見ると1位はレアンドロ(G大阪)。途中加入でわずか15試合の出場にもかかわらず、14ゴールを上げてトップとなった。シュート成功率25.0%、シュートCBPもナンバーワンで今期のJ2では無敵だったダヴィを超える活躍が期待される。2位はウイルソン(仙台)。去年新加入で13ゴールをあげ、攻撃CBPのスコアも高く、チーム全体への貢献度が評価され見事ベストイレブンに選ばれた。
3位は10得点を挙げた選手が4人。レナト(川崎)は去年新加入の選手だったが、マルキーニョス(横浜M)、レアンドロドミンゲス(柏)、ルーカス(F東京)と残りの選手は得点ランキング常連の選手たちが入った。4選手とも今期も同じチームでプレイすることが決まっており、チームの中心選手として活躍が期待される。
シュート数1位はレアンドロドミンゲス(柏)、2位はブルーノロペス(新潟)、3位はケンぺス(C大阪)とブラジル人が上位にランクイン。気になるのはどの選手もシュート成功率が低く、特にケンペスのシュートCBPは77人中最下位となっている。ケンペスは今期から千葉でプレイすることとなっており、J2での活躍に期待したい。
【アシストランキング1位】梁 勇基(仙台)
【攻撃CBPランキング1位】ミキッチ(広島)
【パスCBPランキング1位】ルーカス(F東京)
【クロス&ドリブルCBPランキング1位】ミキッチ(広島)
続いてアシストランキング1位は梁勇基(仙台)。仙台の左サイドからチャンスを作り、10アシストを記録。クロスCBPも3位にランクインとなった。2位はケネディ(名古屋)。わずか18試合の出場でいながら7アシスト。ケネディ不在によって名古屋が昨シーズン苦しくなったことを裏付けるデータだ。ジョルジ・ワグネル(柏)も、柏ナンバーワンの7アシストをマークした。
攻撃CBPナンバーワンは、クロス・ドリブルCBPでもナンバーワンを記録したミキッチ(広島)。広島の右サイドからドリブルでアタッキングサードに入ったり、良質のクロスを供給することで、外国人ナンバーワンのチャンスメーカーとなった。2位はルーカス(F東京)。FWでいながら前線のチャンスメーカーとして活躍。3位はレアンドロ・ドミンゲス(柏)。パス・ドリブルCBPはチームナンバーワンで、途中負傷で離脱したにもかかわらず、パスCBPも2位となった。
アシストランキングを振り返ると、怪我でフル出場できなかった選手が多く、もっと出場試合が多ければ優勝を狙えたチームが多かったのではないかと思う。今シーズンも同じチームの選手ばかりなので彼らの奮起に期待だ。
参考までに守備CBP・セーブ率ランキングを記載しておく。 まとめて振り返ってみると、今シーズン新加入でブレイクした外国人が、ウイルソンぐらいで、基本的には2~3年目の選手が多い。J1残留に大きく貢献した大宮のズラタン、ノヴァコヴィッチも途中加入のため年間トータルのスコアで見ると目立たなかった。 今シーズンも新外国人の加入情報が続々と入ってきているが、新加入の外国人で2013年のJリーグを盛り上げる選手は出てくるのか。今年の外国人の活躍も目が離せない。text by 木下陽介■関連コラムU23J1得点・アシストランキング2012 FootballLAB ベストイレブン【J1】
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