水戸ホーリーホックReport

「先制点が大事」というのはサッカーの常とう句になっているが、このカードにおいて、その言葉はそれ以上の意味を持っている。それは、過去四度の対戦で１ゴールしか生まれておらず、先制点が決勝点となる可能性が非常に高いからだ。試合は、戦前の予想通り両者とも守備に重きを置いた展開に。ホームの讃岐は、後半１４分に先制点を奪った段階でしっかりと守備組織を再整備し、逃げ切りの態勢は万全なはずだった。しかし、同４７分にまさかの失点。ほぼ手中に収めた８試合ぶりの勝利が手の平から滑り落ち、無念の引き分けとなった。