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コラムColumns【J1第32節プレビュー】満員の埼玉。浦和が、聖杯を赤く染める。

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【J1第32節プレビュー】満員の埼玉。浦和が、聖杯を赤く染める
2014-11-21 12:00 RSS

浦和にとっては、これ以上ない舞台が整ったといっていいだろう。自分たちのホームスタジアムに2位のG大阪を迎える一戦。この試合で勝利を収めれば、8年ぶり二度目の優勝が決まる。チケットはすでに完売。総力戦で、栄冠への試練に挑む。一方のG大阪にとっては、2週間前にナビスコカップで勝利の美酒に酔った場所。再び大一番を制し、3冠へ前進できるか。今回は天王山を始め、以下の3試合を展望する。

■鹿島(3位)vs川崎F(5位)
川崎Fにとってはこの試合で敗北を喫すれば、ACL出場権の獲得が厳しくなる状況。ライバルとなる鹿島をたたき、望みをつなげたい。鹿島は得点数、シュート数ともに1位。対する川崎Fも得点数3位、シュート数2位と、ともに攻撃力に秀でたチームだ。過去の対戦でスコアレスはなく、今回も打ち合いが予想される。そうなると、定石通り先制点を奪った方が有利になるだろう。カシマで行われたリーグ戦では鹿島が5勝2分け3敗と勝ち越しているが、両者ともに先制すれば負けなし。先にネットを揺らしたチームが勝点3を得る確率が高そうだ。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/kasm/preview/

■浦和(1位)vsG大阪(2位)
浦和が勝利を挙げれば、06年以来の優勝が決まる今季最大の天王山。浦和にとっては前回優勝を果たしたときと同じG大阪をホームに迎えることとなる。互いに後方から攻撃を組み立てるチームであるがゆえに、勝敗を分けるポイントは、スイッチとなる縦パスを入れる選手となりそうだ。右の表を見てみると、やはり両者ともにボランチがその役割を担っていることがわかる。中でも注目なのは、試合の流れを読む力や勝ち方を知っている鈴木と遠藤。06年の対戦時にもピッチに立っている彼らが、どのようなプレーを見せるかで試合の流れは変わってくるだろう。果たして、浦和が8年前の歓喜を再現するか、はたまたG大阪がリベンジを果たすか。注目の一戦は22日14時に幕を開ける。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/uraw/preview/

■仙台(14位)vsC大阪(17位)
この試合と清水の結果次第では、今節にも降格が決まるC大阪。それを回避するためには、仙台に勝利を収めるか、引き分けるしかない状況だ。対する仙台も、降格圏との勝点差は2と、形勢は予断を許さない。天王山と同様に、こちらも過酷な展開となるだろう。一分の隙も与えたくない状況の中、C大阪のファウル数と警告数の多さは無視できない要素。先の甲府戦も、1失点目はFKから、2失点目はPKからだった。仙台で被ファウル数が多いのは、赤嶺と菅井。特に、菅井が得意とする後列から裏へ飛び出す形は、PKを与えた場面と重なる。対面するであろう丸橋を始め、桜の守備陣には情熱的かつ冷静な対応を求めたい。

対戦データ
http://www.football-lab.jp/send/preview/

2014-11-21 12:00 RSS
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