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【天皇杯準々決勝プレビュー】 「元日決戦」まであと２つ
１２月２３日（日・祝）に行われる天皇杯の準々決勝は、「大阪ダービー」を筆頭に注目度の高いカードがそろった。リーグ戦とは異なる独特の緊張感の中、残されたタイトルの獲得およびＡＣＬの出場権確保へ向けてまい進する８チーム。果たして、その権利に近づくのはどこになるのか。
■Ｃ大阪ｖｓＧ大阪
リーグ戦で不振を極めた「大阪の両雄」がタイトルに懸ける思いは強い。ともに高い攻撃力を有するが、失点の多さが物語るように、守備面では不安を抱えている。ディフェンスを安定させることが、「ダービーマッチ」を制するための大きなポイントだ。
■千葉ｖｓ鹿島
リーグ戦での通算対戦成績は、鹿島の２７勝２分け１１敗。Ｊ２勢で唯一生き残っている千葉からすれば、まさに「難敵」との激突だ。クロスからの得点数が「２１」ということを踏まえれば、カギを握るのはサイドアタック。アップセットを演じるべく、狙いを明確にして得点を奪いたい。
ジェフユナイテッド千葉 シーズンサマリー
鹿島アントラーズ シーズンサマリー
■名古屋ｖｓ横浜FM
両者に共通しているのは、クロスからの得点数が最も多いこと。この数字を踏まえれば、サイドでの攻防が大きな焦点となるだろう。今季のリーグ戦では、ともに１－１の引き分けに終わっている。一発勝負となるトーナメントで「勝者」に名乗りを上げるのはどちらか。
■大宮ｖｓ柏
４回戦に続いてレアンドロドミンゲスが出場停止の柏。さまざまなパターンから得点を挙げているチームだが、一番のチャンスメイカーを欠くのは大きな痛手だ。大宮は直近のゲームで３失点を喫したとはいえ、粘り強い守備を持ち味としている。この牙城をいかにして崩すのか注目したい。
text by 加藤 慶
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2024-03-27 09:55
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